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健康コラム

花粉症と間違えやすい「副鼻腔炎」とは?

止まらない鼻水、ひどい鼻づまり……春の花粉症はつらいものですが、それより厄介な「副鼻腔炎」をご存知でしょうか。花粉症や風邪と症状が似ているので病気に気付きにくく、悪化すると蓄膿症や嗅覚障害を引き起こします。鼻水に色がついたり、鼻づまりがなかなか治らないときは要注意です。

症状

鼻の奥には副鼻腔という空洞があります。この内面は粘膜で覆われていて、ホコリやウイルスの侵入を防止する働きがあります。しかし免疫力が弱っているとウイルスに感染し、炎症を起こします。これが副鼻腔炎です。
主な症状は鼻水や鼻づまりで、ただの鼻風邪だと思って放置してしまう人も多い病気です。しかし、副鼻腔炎が進行すると蓄膿症や嗅覚障害を引き起こす場合もあります。においが分からなくなり味覚も鈍るため、食欲不振を伴うこともあります。

急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の違い

副鼻腔炎には急性と慢性があり、どちらも風邪や花粉症の延長で起こることがほとんどです。
急性副鼻腔炎…鼻水・鼻づまりなどの症状のほか、発熱や頭痛・顔面痛を生じる
慢性副鼻腔炎…鼻水・鼻づまりなどの症状が1ヶ月以上続き、嗅覚の鈍りや体のだるさを感じる

急性副鼻腔炎は発熱や痛みを生じることが特徴で、免疫力が回復すれば長くても1ヶ月で治る病気です。しかし炎症が悪化したり、1ヶ月以上鼻炎が続いたりすると慢性副鼻腔炎に進行します。

副鼻腔炎を見分けるポイントは鼻水の色です。副鼻腔炎を起こすと鼻の奥に膿が溜まるので、膿混じりの黄色い鼻水が出ます。この場合は、抗生物質投与や鼻の洗浄、膿の吸引などの治療が必要です。抗生物質で治る点が、風邪との大きな違いでしょう。症状の具合によりますが、完治までには3ヶ月程度かかるとされています。

予防と注意点

副鼻腔炎を予防するためには鼻の通りを良くすることが肝心です。鼻水を溜めていると鼻や副鼻腔内の環境が悪くなり、病気につながります。
特に花粉症やアレルギー性鼻炎を持っている人は副鼻腔炎を起こしやすいので注意しましょう。
また、市販の点鼻薬や風邪薬は細菌・ウイルスを攻撃するわけではないので、病気の根本的な解決にはなりません。応急処置程度に考え、病院で適切な治療を受けるようにしてください。

まとめ

副鼻腔炎の症状は花粉症と似ていて、自分では気付きにくい病気です。早期に発見できれば比較的短期間の通院で済むこともありますから、早めに病院を受診しましょう。
また、副鼻腔炎の予防には鼻の中を清潔にしておくことが重要です。鼻水が出るときはこまめにかむようにしましょう。