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健康コラム

新たなコレステロール指標「LH比」とは?

動脈硬化や心筋梗塞の原因となる脂質異常症。中高年層の患者が多く、予備軍も含めるとその数は2000万人以上にもなるといわれています。その脂質異常症を発見するヒントとなるのが、新しいコレステロールの指標「LH比」です。

「血液ドロドロ」は脂質異常症

脂質異常症は、以前「高脂血症」と呼ばれていた病気です。血液中のコレステロールや中性脂肪が増え、「血液ドロドロ」になった状態を指します。血液中の脂質量が多いと動脈硬化になりやすく、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。しかし、脂質量が増えても自覚症状はほとんどないため、病気に気付くのが遅れがち。ある日突然、脳卒中などの大きな病気が発覚するケースも少なくありません。

実は2種類あるコレステロール

脂質異常症の原因の1つとされるコレステロール。実は、善玉と悪玉があることをご存知でしょうか。
善玉コレステロールはHDLコレステロールといい、余分なコレステロールを減らす役割があります。悪玉コレステロールはLDLコレステロールといい、動脈硬化などの原因になります。
一般的に、コレステロール値が以下のような場合は治療が必要です。

LDLコレステロール値が140mg/dl以上 または

HDLコレステロール値が40mg/dl未満 のとき

しかし、悪玉コレステロール値が正常でも、善玉コレステロールが少ないと血栓ができやすい、あるいは動脈硬化になりやすい傾向があると分かってきました。そこで現在、血管の健康状態を把握する目安とされているのがLH比です。
LH比は“LDLコレステロール値÷HDLコレステロール値”で求められる値で、脂質異常症を見つけるカギとなります。通常であれば2.0以下に、高血圧や糖尿病の人は1.5以下にすることが望ましいとされています。

LH比 血管の状態
~1.5 健康
2.0~ 動脈硬化の疑い
2.5~ 血栓ができている可能性あり、心筋梗塞のリスクも

LH比を改善するにはどうすれば?

LH比を改善するには、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすことが大切です。
悪玉コレステロールを減らすには、海藻類・青魚・大豆製品などを積極的に食べましょう。これらの食品には悪玉コレステロールを減らす作用があります。
善玉コレステロールを増やすには、生活の中に運動を取り入れましょう。代謝が上がることで、善玉コレステロールの生成が活発になるとされています。

まとめ

血糖値が高い人や肥満気味の人は、HDLコレステロール値が低い傾向にあります。LH比は健康診断で把握できることが多いので、診断結果が返ってきたらぜひチェックしてみましょう。