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健康コラム

タバコを吸わない人でも肺がんに? 知っておきたい“腺がん”

肺がんといえば、喫煙者がなるものというイメージを持っていませんか?実は、非喫煙者でも肺がんになるリスクはあるのです。中でも多いのは肺の奥に腫瘍ができる「腺がん」。その特徴や予防策を知っておきましょう。

肺がんの種類

がんの中でも罹患率第2位を誇る肺がん。その数値は年々上昇傾向にあります。
肺がんには複数の種類があり、がん細胞の形態によって「小細胞がん」「非小細胞がん」に大別されます。日本人の場合、肺がんの80%は非小細胞がんです。
非小細胞がんは、「腺がん」「扁平上皮がん」「大細胞がん」に分けられます。
この中でも「腺がん」は非小細胞がんの中でも発生頻度が高く、喫煙経験の有無に関わらず誰でもなる可能性があります。

腺がんと女性ホルモンの関係

腺がん(肺腺がん)とは、肺の奥にある細胞にできるがんです。進行するとリンパ節への転移や遠隔転移を起こす場合もあります。
肺の奥深くに腫瘍ができるため、咳や痰などの症状が現れにくいのが特徴です。健康診断でX線検査を受けた際に発見されるケースが多いでしょう。

腺がんの特徴として、女性の患者が多いことが挙げられます。
これは、腺がんの発病に女性ホルモンが関わっているとされるためです。
女性ホルモンの「エストロゲン」は、腺がんのリスクを高める要因の一つと考えられています。例えば、エストロゲン補充療法を受けた人はホルモン量が増え、肺腺がんのリスクも高くなっている可能性があります。
腺がんを見逃さないためにも、定期的に検査を受けることが大切です。

大気汚染も影響

肺腺がんのもう一つの原因とされているのが大気汚染です。
人間は呼吸することで、空気中のさまざまな有害物質を吸い込んでいます。そして肺の細胞がこの有害物質を除去するとき、体内に活性酸素が発生します。
この活性酸素が増え続けると、正常な細胞を傷付け、肺腺がんのリスクを高めます。
肺腺がんのリスクを避けるためには、有害物質を体内に取り込まないことがポイントです。空気の汚れている場所には近付かない、マスクを活用するなどして対処しましょう。また、受動喫煙を避け、ウォーキングやジョギングは公園など緑のある場所を選んで行いましょう。

まとめ

腺がんは早期に発見し手術を行えば、再発の心配はほぼありません。また、手術の傷も小さくて済みます。腺がんが判明した場合は早めに処置をすることをおすすめします。