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健康コラム

内臓脂肪による“隠れ肥満”のリスク

内臓脂肪型肥満は別名「隠れ肥満」とも呼ばれ、見た目から判別が難しい肥満です。ここでは内臓脂肪型肥満の見分け方や対処法を紹介します。

内臓脂肪と皮下脂肪の違い

脂肪というと余分なものというイメージがありますが、実際はエネルギーを蓄える役割を持ち、健康な体を保つために欠かせない存在です。もちろん過度に蓄積するとさまざまな病気の原因となるため、体脂肪率を適度に保つことが重要です。

脂肪はその場所によって呼び方が変わります。
・皮下脂肪……下腹部や太もも、お尻周りの脂肪
・内臓脂肪……内臓の周りの脂肪

お腹の内臓周りに脂肪が蓄積した状態を「内臓脂肪型肥満(隠れ肥満)」といいます。

内臓脂肪型肥満の特徴

内臓脂肪型肥満は糖尿病や高脂血症、高血圧などのリスクを高め、メタボリックシンドロームを引き起こします。脂肪が付いても外見からは肥満に気付きにくいのが特徴です。

主な原因は食べ過ぎや運動不足といった生活習慣の乱れで、男性に多い肥満です。厚生労働省の調査によると、40~70代男性のうち約50%が内臓脂肪型肥満、またはその予備軍であるというデータもあります。(※1)

内臓脂肪型肥満を見分ける指標の一つとして、腹囲の測定があります。お腹周りの長さが男性なら85cm、女性なら90cmを上回る場合は内臓脂肪型肥満の可能性があります。

内臓脂肪を減らす方法

内臓脂肪を減らすためにもっとも効果的な対策は運動です。特にジョギングやウォーキング、水泳などの有酸素運動が有効とされています。腹筋運動と組み合わせて行うとより効果的です。
また、草むしりや掃除機がけなど、家事で体を動かすことも脂肪燃焼につながります。
なお、足腰が弱い方はプールで行う水中運動がおすすめです。水の浮力を利用するため、腰や関節への負担を軽減できます。

まとめ

隠れ肥満ともいわれる内臓脂肪型肥満は、メタボリックシンドロームを引き起こす大きな要因です。お腹周りが気になってきたら、積極的に体を動かすよう心掛けましょう。食べ過ぎを控えることも大切です。

※1
メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の状況 – 厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou06/pdf/01-kekka.pdf