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健康コラム

中高年が特にかかりやすい「帯状疱疹」とは

帯状疱疹は中高年が特にかかりやすい、痛みを伴う皮膚の病気です。後遺症や合併症のリスクもあるため、症状や予防策を確認しておきましょう。

帯状疱疹とは

帯状疱疹とは、赤い湿疹ができ、小さな水ぶくれが身体の左右どちらかに帯状に現れる病気です。強い痛みを伴うことが多く、治るまでに3週間~1カ月程度かかります。50~70代の中高年が特にかかりやすいですが、過労やストレスから来る免疫力の低下によって20~30代の若い方でも発症します。

帯状疱疹は水ぼうそうと同じウイルスが原因です。このウイルスは水痘(すいとう)・帯状疱疹ウイルスと呼ばれ、水ぼうそうが治った後も消滅せず、長い間体内に潜伏し続けます。そして、加齢やストレス、病気などにより免疫力が低下したことをきっかけに再活動します。これが、帯状疱疹が発症する仕組みです。つまり、水ぼうそうにかかったことがある方は誰でも帯状疱疹になる可能性があります。

帯状疱疹の症状と治療

初期段階では、チクチク・ピリピリするような痛みを感じます。その後、強い痛みとともに身体の片側に赤い斑点が帯状に現れ、やがて水ぶくれになり、破れてかさぶたができます。治療には抗ヘルペスウイルス薬が処方されます。治った後に再発することはほとんどありません。

ただし、皮膚症状が治っても後遺症として痛みだけが残ることもあります。これは帯状疱疹後神経痛と呼ばれており、回復機能が弱まっている高齢者に特に多い症状です。疑わしい場合は早めに病院を受診しましょう。帯状疱疹は基本的に皮膚科や内科で診療できますが、帯状疱疹後神経痛の場合はペインクリニックでも診療できます。また、目の周りに症状が出ると合併症として角膜炎や結膜炎を引き起こすケースがあります。目の近くに症状が出た際は眼科を受診しましょう。

帯状疱疹の予防

帯状疱疹の予防には免疫力を高めることが効果的です。充分な食事と睡眠、適度な運動を心がけましょう。もし帯状疱疹の症状が出たら、冷やすと痛みが増してしまうため、患部を冷やさず温めるようにしてください。また、帯状疱疹は他人にうつることはありませんが、水ぼうそうにかかっていない子供には水ぼうそうを発症させる可能性があります。そのため、子供との接触は避けるようにしましょう。

まとめ

帯状疱疹は中高年が特にかかりやすい病気ですが、早期に発見できれば治療期間を短くできます。帯状疱疹かなと思ったら早めに病院を受診しましょう。