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健康コラム

冬に要注意! ヒートショックの危険と対策を知ろう

急激な温度差で体がダメージを受ける「ヒートショック」。東京都健康長寿医療センターの調査によると、ヒートショックに関連した死亡者1万7,000人のうち、約8割が高齢者であるということが分かっています。ヒートショックはなぜ起きるのでしょうか。メカニズムや対策をご紹介します。

ヒートショックが起きるメカニズム

ヒートショックは、急激な温度差で心臓や脳に負担がかかると起きます。人間の血管は暑い場所では広がって熱を放出し、寒い場所では収縮して体から熱を逃がさないようにしています。しかし、寒暖差が大きくなる冬場は特に、血圧の急上昇・急低下によって意識を失ったり、脳梗塞や心筋梗塞を発したりすることも。体温調節機能が低下している高齢者の方や、動脈硬化のリスクがある高血圧、糖尿病、脂質異常症の方は特に注意が必要です。

入浴時にできる6つのヒートショック対策

ヒートショックを起こさないために、入浴時にできる対策を6つご紹介します。

1.脱衣所や浴室を暖房器具で暖める、断熱改修する
2.シャワーを高い位置から流して浴槽にお湯をはる
3.夕食前か日没前に入浴する
4.食後1時間以内や飲酒時の入浴は避ける
5.お湯の温度を41℃以下にする
6.公衆浴場や家族の見守りを利用して1人での入浴を控える

2.については、シャワーを高い位置からかけると浴槽全体を暖める効果があります。4.については、食事直後やアルコール摂取後は血圧が低下しやすくなるため、入浴は控えた方がよいでしょう。

参考)東京都健康長寿医療センター「入浴時の温度管理に注意してヒートショックを防止しましょう」
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/images/publication/pdf/heatshock.pdf

トイレで用を足す際や外出時も気を付けて

入浴時だけでなく、トイレに行く際や冬の外出時にもヒートショックに注意しましょう。早朝・深夜のトイレは冷え込んでいることが多いです。暖房便座や便座カバーを活用したり、小型のヒーターを設置したりしてトイレを暖めましょう。ただし、火災には注意が必要です。また、冬に外出する際は体を冷やさないようにマフラーや帽子、手袋を着用するとよいでしょう。

まとめ

ヒートショックは、暖房器具の設置や入浴時間帯の工夫など日々の心がけで予防できます。ヒートショックにならないように、上記で紹介した対策を取り入れてみてはいかがでしょうか。