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健康コラム

高血圧と腎動脈狭窄症について

厚生労働省の「平成27年国民健康・栄養調査」によれば、50代の2人に1人以上が高血圧のリスクがあると推定されています(予備軍も含む)。今回は、高血圧と関連性のある「腎動脈狭窄症」という病気についてお伝えします。

高血圧と腎動脈狭窄症

高血圧は、原因がはっきりしないケースと原因が明らかなケースの2種類に分けられます。このうち、後者に当てはまるのが腎動脈狭窄症です。

高血圧の種類

・原因がはっきりしないケース(遺伝的な要素や生活習慣など)
・原因がはっきりしないケース(腎動脈狭窄症など他の病気や薬の副作用など)

日本の高血圧患者の9割は前者ですが、1割は後者に該当します。食生活や運動に気をつけているにもかかわらず、血圧が下がらない方は腎動脈狭窄症などの他の病気が原因である可能性が考えられます。では、腎動脈狭窄症とはどのような病気なのでしょうか。

腎動脈狭窄症とは

腎動脈狭窄症とは、腎臓に血液を送る腎動脈が細くなった状態を指します。腎臓は、血圧を調整したり、体の老廃物を尿として出したりする重要な役割を果たしていますが、腎動脈が細くなると高血圧や腎機能の低下を招く可能性があります。
腎動脈狭窄は軽度であれば治療の必要はないといわれていますが、自分で気づきにくい病気のため早期発見と予防が大切です。

腎動脈狭窄症に気づくには

腎動脈狭窄症が疑われるケースとしては以下のようなものがあります。

・動脈硬化があると分かっている人
・急に高血圧になった人
・腎臓の働きが急に悪くなった人
・薬(降圧剤)を飲んだら、急激に腎機能が悪化した人
・急性心不全を繰り返す人

自分の健康状態を知り、予防に役立てるために、日頃から血圧を測定しておくとよいでしょう。

まとめ

腎動脈が細くなる主な原因は、加齢に伴う動脈硬化です。動脈硬化は年を重ねるごとに誰でも起きやすくなるため、油断せず食事と運動、睡眠に気をつけて過ごしましょう。