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健康コラム

ウイルス感染を予防するために

インフルエンザ、結核など、ウイルスや細菌などが人に感染すると起きる「感染症」。病原体によって、治療法や感染経路は異なります。今回は、ウイルス感染を予防するために押さえておきたいポイントを紹介します。

■抗菌薬はウイルス感染に効果なし

感染症の主な病原体にウイルスと細菌があります。ウイルスによる感染症は、抗生物質などの抗菌薬は効きません。それぞれの特徴を知って、効果のある予防を目指しましょう。

  ウイルス 細菌
増殖の仕方 人の体に侵入して増殖する 細胞分裂で自己増殖する
感染症 インフルエンザ、ノロウイルス感染症、帯状疱疹など 結核、腸管出血性大腸菌感染症、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌感染症、緑膿菌感染症など
主な治療法 抗ウイルス薬、休息、栄養摂取 抗菌薬、休息、栄養摂取

■高齢者に多いウイルス感染症とは

高齢者に多いとされるウイルス感染症の症状や予防法を紹介します。

  インフルエンザ ノロウイルス感染症 帯状疱疹
主な症状 発熱、筋肉痛、頭痛、倦怠感、咳、くしゃみ、鼻炎、のどの痛み 嘔吐、下痢、腹痛、吐き気、発熱 発疹、水ぶくれ、神経痛
感染経路 飛沫感染、接触感染、空気感染 飛沫感染、接触感染、空気感染、経口感染 空気感染(水疱瘡にかかったことのない乳幼児などに水疱瘡として感染する)
潜伏期間 約1~4日 約1~2日 不定
主な治療法 抗ウイルス薬 水分補給 抗ウイルス薬、鎮痛薬
主な予防法 ワクチン、手洗い、消毒、マスク 手洗い、十分な加熱調理、消毒 ワクチン、ストレス・過労予防、十分な栄養と睡眠を取る

潜伏期間中は症状が現れないため感染の把握が難しいですが、感染のリスクはあります。気付かないうちに自分自身が感染源になっている可能性があるため、日頃から感染対策を行い、感染拡大を防ぎましょう。

■ウイルス感染症の流行時期

ウイルス感染症のピーク時期を把握しましょう。

※1

インフルエンザ、ノロウイルス感染症は冬に流行するようです。帯状疱疹は夏の発症が多いとする報告もありますが、年間を通して感染の可能性があります。ワクチンの接種が可能な感染症については、流行時期に注意して適切なタイミングで行うことがポイントです。
感染症が流行る時期は、特に意識的に予防対策を行いましょう。

■まとめ

感染症は、十分な栄養摂取や睡眠の確保、手洗いなどで防げます。感染対策を継続する心掛けが大切です。

※1「インフルエンザQ&A」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html)、「ノロウイルスに関するQ&A」(厚生労働省)(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html)