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健康コラム

救急車を呼ぶこともある! 狭心症と心筋梗塞について

「狭心症」と「心筋梗塞」という病名を耳にしたことのある方がいらっしゃるのではないでしょうか。どちらも同じ心臓病で、早急に医師への受診が必要なほど、命の危機に関わる例もあります。この機会に、狭心症と心筋梗塞について理解を深めてみませんか。

■突然発生する心筋梗塞

テレビや雑誌などでよく名前を聞く「狭心症」と「心筋梗塞」。どのような違いがあるのでしょうか。比較した表が次の通りです。

  狭心症 心筋梗塞
主な症状 ・締め付けられるような胸の痛み
・冷や汗
・動悸
・息切れ
・締め付けられるような強い胸の痛みが持続する
・冷や汗
・動悸
・息切れ
・呼吸困難
・激しい脈の乱れ
病態 動脈硬化によって血管が狭くなり、血流が悪くなった状態 血管に血液の固まりが詰まり、血流が止まった状態
病態 ・激しい運動をしたとき
・坂道や階段を上ったとき
・興奮したとき
・安静にしているとき
・動作と関係なく、突然起こることが多い
症状の持続時間 約15分以内 約20分以上

心筋梗塞は、発症から時間が経過するほど助かる見込みが薄くなる、緊急性の高い病気です。動作の有無にかかわらず、胸に突然激しい痛みが発生した場合は心筋梗塞を疑ってみてもよいかもしれません。

■心筋梗塞を発症したらすぐに救急車を

心筋梗塞は、狭心症が悪化して発症するケースがあります。狭心症の悪化の目安としては、主に以下があります。

  • 発作が動作時にも安静時にも起きる
  • 発作頻度が多くなる
  • 発作の継続時間が長くなる
  • 狭心症用の薬の効き目が悪い

上記の症状が現れたら、すぐに医師に相談してください。

20分以上発作が続く、普段に比べて痛みが強い、呼吸がしにくい、意識が遠のくなどの症状がある場合は心筋梗塞かもしれません。
心筋梗塞は、心停止を引き起こす可能性があります。少しでも早い治療が必要なので119番に電話をかけ、救急車を呼びましょう。万が一他人が心停止した際は心肺蘇生法を行うと、救命率を上げられるかもしれません。心肺蘇生法の手順とポイントについては、こちらのコラムをご覧ください。

■狭心症・心筋梗塞になりやすい人とは

実は、狭心症・心筋梗塞になりやすい人には特徴があります。狭心症・心筋梗塞の発症リスクが高くなる原因を知り、ぜひ予防しましょう。心臓病になりやすい人の特徴は次の通りです。

  • 運動しない
  • 肉中心の食事をする
  • 塩分量が多い食事をする
  • 甘いお菓子をよく食べる
  • お酒をよく飲む
  • ストレスが溜まっている
  • 睡眠時間が不足している
  • 喫煙する

いくつ当てはまりましたか。1つでも改善しようとする意識が予防の第一歩です。

■まとめ

救急車を急いで呼ぶ事態にならないよう、栄養バランスのよい食事をする、適度に運動する、禁煙するといった心掛けが大切です。