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健康コラム

高齢者は要注意! 慢性腎臓病の予防法とは

日本における患者数が約1,330万人と推計されている慢性腎臓病。年齢を重ねるごとに腎機能は低下するため、特に高齢者は慢性腎臓病になりやすいといわれています。慢性腎臓病の症状や原因、予防法を紹介します。

■慢性腎臓病(CKD)とは

慢性腎臓病とは、腎臓の障害もしくは腎機能低下状態が3カ月以上継続している状態を指します。
尿タンパクが陽性になる、糸球体ろ過量が60ml/min/1.73㎡未満であるといった場合は、慢性腎臓病の可能性があります。

※糸球体ろ過量とは、腎機能を表す数値。数値が低いほど腎臓の働きが悪いことを示す。

主な症状は次の通りです。

  • むくみ
  • 夜間尿
  • 貧血
  • だるさ
  • 息切れ

上記の症状を感じたら、慢性腎臓病の疑いがあります。気になる症状があれば、病院で尿検査や血液検査を行いましょう。
慢性腎臓病の早期発見のポイントは、こちらのコラムでも紹介しています。ぜひご覧ください。

■慢性腎臓病になりやすい人とは

慢性腎臓病になりやすい人は、主に以下の特徴があります。

  • 高齢者
  • 喫煙者
  • タンパク尿が見つかったことがある人
  • 高血圧、糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病がある人
  • メタボリックシンドロームの人
    ※メタボリックシンドロームについてはこちらのコラムをご覧ください。

慢性腎臓病が進行すると、腎不全や脳卒中・心筋梗塞の発症リスクが高くなる可能性があります。また、腎臓の機能は一度失われると、回復することが少ない器官です。そのため、日常生活に支障をきたすだけでなく、治療を行っても健康な腎臓に戻ることが難しいといわれています。いかに予防するかが大切です。

■慢性腎臓病を予防するには

慢性腎臓病の悪化は、生活習慣の見直し次第で予防が可能です。主な予防法を紹介します。

  • 食事
  • 栄養バランスのよい食事を取る、塩分や脂肪を取りすぎない、お酒の取り過ぎは控えるなどがあります。高齢者は喉の乾きを感じにくい傾向にあるので、こまめな水分補給を意識してみてください。ただ、飲み過ぎると腎臓に負担がかかるため注意が必要です。


  • 運動
  • 血流を促すためウォーキングなど適度な運動をしましょう。ただ、症状によって激しい運動は危険な場合もあるので、医師への相談をおすすめします。


  • 睡眠
  • 十分な睡眠時間を確保し、ストレスや過労をため込まないようにしましょう。ストレスや過労は、腎臓に負担をかけます。夜更かしをしないなど、規則正しい生活が大切です。


■まとめ

高齢者は特に注意したい慢性腎臓病。むくみや夜間尿などの症状がある場合は、慢性腎臓病の可能性があります。悪化する前に、予防・対策を行いましょう。