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健康コラム

中高年女性に増加中。肺非結核性抗酸菌症とは?

最近、せきやたんなどの症状が続いていませんか。もしかすると、ただの風邪ではなく、肺非結核性抗酸菌症かもしれません。肺非結核性抗酸菌症が進行すると、呼吸困難が発生するなど危険な状態になる場合があります。

■肺非結核性抗酸菌症(肺MAC症)とは

肺非結核性抗酸菌症とは、非結核性抗酸菌が肺に感染する病気です。非結核性抗酸菌は、抗酸菌属の1つで、約150種類あるといわれています。
結核とは異なり、人から人には感染しません。肺MAC症とも呼び、昨今、中高年以降の女性が発症するケースが多い傾向にあります。

肺非結核性抗酸菌が感染すると、主に以下の症状が出ます。

  • せき
  • たん
  • 血たん
  • 発熱
  • 体重減少
  • 倦怠感

一般的に、症状はだんだん深刻化していきます。呼吸困難に陥るケースがあるので、できるだけ早く肺非結核性抗酸菌症に気付くことが必要です。

ただ、肺非結核性抗酸菌症は初期症状がないため、発見が難しい病気です。定期健診を受ける、人間ドックで胸部レントゲンを行う習慣が早期発見の近道といえるでしょう。

■感染源は水と土

非結核性抗酸菌は、水周りや土壌に生息するため、菌を含んだ水滴や土ぼこりを吸い込むと感染します。42℃前後の温度が最も繁殖しやすいといわれているため、特に浴室での感染が多いと考えられるでしょう。

日常生活で主に感染しやすい場面は以下の通りです。

  • シャワーヘッド
  • 湯あか
  • 水道
  • ガーデニング
  • 畑仕事

水回りは清潔であるか、確認してみてください。また、土ぼこりを吸い込むような作業を頻繁に行う方は、非結核性抗酸菌の感染に注意しましょう。

■生活上の注意点

感染を予防するためには、非結核性抗酸菌が生息しやすい浴室を清潔にすることが大切です。シャワーヘッドや湯あか、お湯の注ぎ口、排水口のぬめりなどを掃除しましょう。非結核性抗酸菌は、乾燥に弱い菌です。そのため、浴室の換気をする、日光を当てるなどを行ってください。
また、お風呂掃除や畑いじりをする際は、マスクを装着し、非結核性抗酸菌を吸わないようにしましょう。

■まとめ

肺非結核性抗酸菌症は、自覚症状がないまま悪化する病気です。日頃から、水回りを清潔に保つ、土を触る場合はマスクをするなどを心掛け、結核性抗酸菌の感染を予防しましょう。