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健康コラム

30~50代の男性は風疹に感染しやすい!? 予防法とは

最近、子供より大人の風疹患者が増えている傾向にあります。特に、30~50代の男性は風疹にかかるリスクが高いようです。実は感染リスクが高い理由には、子供時代の予防接種制度が関係しています。

■風疹とは

風疹とは風疹ウイルスによって起こる急性の発疹性感染症をいいます。流行は春先~初夏で、潜伏期間は2~3週間。1人の風疹患者から5~7人に感染が広がるほど、感染力は強いです。なんと、インフルエンザの2~5倍の感染力があります。

感染したら現れる主な症状が、発疹、発熱、耳や首のリンパ節の腫れ。発疹は赤色で小さくて細かいのが特徴です。これらの症状が全て現れるとは限らないため、「発疹が出たけれど、発熱はなかったから風疹ではない」と自己判断するのは危険です。

大人が感染すると、発疹や発熱の期間が子供より長い上に、関節痛が現れることも。脳炎や血小板減少性紫斑病などの合併症の発症も起こり得ます。

■主な感染経路は3つ

風疹は人から人に移る感染症です。主な感染経路は以下の通りです。

  • 飛沫感染
  • 風疹感染者の咳やくしゃみなどで飛び散った飛沫を吸い込むことで感染。


  • 接触感染
  • ウイルスが付着したドアノブやタオル、スイッチなどを触ることで感染。


  • 母子感染
  • 風疹に対する免疫が不十分な20週以前の妊娠初期の母親が風疹患者になると、お腹にいる赤ちゃんにも感染。


■予防にはワクチン接種がおすすめ

できるだけ確実に風疹を予防するため、ワクチン接種を2回行いましょう。2回接種すると、予防効果が約99%になります。1回の接種では効果が約95%にとどまるため、予防効果を高めるには2回接種することがおすすめです。
特に本人や家族に出産予定がある場合は、できるだけ早く予防接種を受けましょう。接種するときは、家族全員が行うことが大切です。ただ、妊娠中は接種できないため、妊娠する前に行ってください。

実は、予防接種は年代によっては学校で行っているケースがあります。学校で集団接種を受けていない以下の年代は、特に感染に注意する必要があるでしょう。

  • 昭和37年4月2日~昭和54年4月1日生まれの男性
  • 昭和54年4月2日~平成2年4月1日生まれの男女

予防接種を受けたかどうか分からない方は、母子手帳を確認してみてください。

■まとめ

社会全体の風疹患者を減らすためには、一人一人が感染対策を行うことが不可欠です。自分自身の体だけでなく、家族や生まれてくる子供、周囲の人のために、風疹の感染予防を行いましょう。