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健康コラム

秋の味覚が感じられなくなる?! 味覚障害とは

秋になると、アツアツに焼いたサンマや、甘い香りが広がる栗ごはんなどが食べたくなりますよね。サンマや栗ごはんがおいしいと感じられるのは、味覚があるおかげ。しかし、味覚障害になると食事を楽しむことができなくなります。今回は味覚障害の症状や予防法を紹介します。

■味覚障害とは?

味覚障害とは、味覚に異常が見られる状態を指します。

味覚は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5種類あり、舌の表面や口腔内の粘膜にある味蕾(みらい)が刺激を受けることで感じることができます。味蕾の数は乳幼児期をピークに徐々に減少することから、高齢者の方は味覚が衰えやすいといわれています。味覚が低下する原因は加齢のほかに、亜鉛不足やストレス、薬の副作用、口腔疾患、全身疾患などが挙げられます。

■味覚障害の症状

味覚障害になると現れる主な症状は次の通りです。

  • 味が薄いと感じる(味覚低下)
  • 甘味、酸味、塩味、苦味、うま味を感じることができない(味覚脱失)
  • 口の中に何もないのに塩味や苦味を感じる(自発性異常味覚)
  • 本来の味と違った味がする(異味症)
  • 特定の味だけが分からない(部分的味覚障害)
  • 何を食べてもおいしいと感じない(悪味症)

味覚が脱失・低下すると、「味が薄いかも? もっと調味料を加えよう」と、必要以上に塩分や糖分を取ってしまい、生活習慣病につながるリスクが高くなります。

■味覚障害の予防法

味覚障害を予防するには、積極的に亜鉛を摂取することが重要です。亜鉛不足になると、味蕾のターンオーバーが乱れてしまい、味を識別しにくくなります。
亜鉛不足にならないよう、牡蠣やうなぎ、牛肉レバー、ごまといった亜鉛を多く含む食材を食べましょう。ビタミンCは亜鉛の吸収を促してくれることから、レモンや赤ピーマン、ブロッコリーなどを一緒に摂取すると効果的です。
お酒を摂取すると、亜鉛が排泄されやすくなるため、頻繁に飲む方は亜鉛不足に注意しましょう。

バランスの良い食事とあわせて、食べ物をよく噛んで唾液を増やす、歯磨き・うがいをする、ストレスを溜めないことも大切です。

■まとめ

味覚障害を予防するには、亜鉛を積極的に摂取することがポイントです。サンマの塩焼きがテーブルに並ぶとゴクゴクとビールが飲みたくなりますが、飲酒は亜鉛不足につながるので要注意。秋の味覚を堪能するためにも、バランスの良い食事を心掛けましょう。