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健康コラム

中高年の女性に多い乳がん。乳房を守る方法とは?

中高年の女性に発症するケースが多い乳がん。症状の度合いによっては、乳房を全部切除するケースもあります。乳房を守るためには、何を意識するとよいのでしょうか。

■乳がんとは?

乳がんとは、乳房の中にある乳腺に発生する悪性の腫瘍です。乳房の外側上部に発生することが多いといわれています。乳腺は、母乳をつくる小葉と、母乳を乳首まで運ぶ乳管で構成されており、乳がんの中でも小葉に発生するがんを「小葉がん」、乳管に発生するがんを「乳管がん」と呼びます。

乳がんの原因として挙げられるのは、女性ホルモン「エストロゲン」が多い、初経年齢が早い、出産経験がない、規則正しい生活習慣を送っていないなどです。家族に乳がん患者様がいる場合も、乳がんにかかりやすくなります。

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(2014年)によると、女性のがん罹患数の中で、「乳がん」が最も多いことが分かっています。乳がんの罹患率は40代をピークに、高齢になるにつれて徐々に低下していきます。

■乳がんの症状

乳がんの主な症状は次の通りです。

  • 乳房や脇の下にしこりがある
  • 乳房の皮膚がただれている
  • 乳房が腫れている
  • 乳房に発疹がある
  • 乳房にくぼみができている
  • 乳頭から出血や異常な分泌物が出ている など

乳がんの症状が出ていないかを確認する際は、直立した姿だけでなく、両腕を上げた状態も鏡に映しましょう。しこりがないか、乳房や脇の下、乳頭を軽く触ってみることも大切です。

上記の症状がある場合は、病院に行きましょう。もしかしたら、乳がんかもしれません。乳がんだった場合は、がんの性質や症状に合わせて、がんを取り切ります。乳がんを放置しておくと、がん細胞が骨や肺、肝臓、脳などに転移する可能性があるので、できるだけ早く受診してください。

■乳がんの予防法

セルフチェックによって乳がんに気付くケースもありますが、見落としてしまうリスクもあるため、2年に一度、定期的に乳がん検診を受けることをおすすめします。検診では、乳房を透明な板で挟んで撮影する「マンモグラフィ検査」や、乳房に超音波を当てる「乳房超音波検査」などが行われます。

乳がんに限ったことではありませんが、規則正しい生活習慣を送ることもがん予防には不可欠です。栄養バランスのよい食事、禁煙、適度な運動、節度ある飲酒などを心掛けましょう。

■まとめ

乳がんの症状が出ていないからという理由で、油断するのは禁物。セルフチェックはもちろんのこと、定期検診を受けることが早期発見の近道です。

<参考資料>