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健康コラム

口内炎はなぜできる? 原因と予防法を紹介

口内の粘膜に炎症を起こした状態を指す口内炎。口内炎ができると、「食べ物が患部に染みて痛い、食べにくい」など、食事を楽しめない要因になります。日頃から口内炎ができないような生活習慣を送ることが大切です。今回は口内炎ができる原因と予防法を紹介します。

■口内炎ができる理由

口内炎はなぜできるのでしょうか。ここでは、口内炎ができる原因を紹介します。

  • ストレスや栄養不足、睡眠不足

    ストレスや、栄養不足、睡眠不足などによって免疫力が低下すると、口内炎ができます。

  • 口内の粘膜にできた傷、やけど、不衛生な口内環境

    食事中に誤って頬の内側を噛んだことで、口内の粘膜に傷がつき、細菌に感染することで口内炎ができます。口の中が不衛生だったり、熱い物を食べ、口の中にやけどを負ったりしたことで発症することもあります。

  • ウイルス感染

    単純疱疹ウイルスなどに感染することで口内炎ができることがあります。ウイルス性の口内炎は、口の粘膜に小さな水ぶくれができることが多く、激しい痛みや発熱を伴うことが特徴です。

    そのほか、真菌の一種であるカンジダ菌が原因で発症するカンジダ性口内炎、食べ物・薬物・金属が刺激となりアレルギー反応を起こすアレルギー性口内炎、喫煙が原因で発症するニコチン性口内炎などがあります。

■予防法

  • 規則正しい生活習慣を送る

    口内炎をつくらないためには、日頃からバランスの良い食事を取ることが大切です。また、免疫力を低下させないよう、十分な睡眠時間を確保する、ストレスや疲れが溜まる前にゆっくり休むことも欠かせません。

  • 口の中の乾燥を防ぐ

    口の中が乾燥すると、雑菌が増えたり、口の粘膜が傷つきやすい状態になったりします。口の中の湿度を保つため、適度な水分補給やマスクの着用を心掛けることが大切です。唾液の分泌を促すため、食事のときは食べ物をよく噛むこともおすすめです。

  • 歯磨き・うがいをする

    細菌の増殖を防ぐため、食後にきちんと歯磨き・うがいをし、口の中を清潔な状態にしましょう。歯磨きをするときは、口の中の粘膜を傷つけないよう、やさしく歯ブラシを動かすことも大事です。

■まとめ

口内炎を予防するには、規則正しい生活習慣を送る、口の中のうるおいや清潔を保つことが大切です。おいしくご飯を食べるためにも、口内炎ができにくい口内環境をつくりましょう。