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健康コラム

食中毒の種類と細菌性食中毒の予防法

一口に「食中毒」といっても、食中毒には細菌性食中毒、ウイルス性食中毒などがあること、ご存じでしたか。食中毒の中でも、6月に増加するのは「細菌性食中毒」です。ここでは、食中毒の種類と細菌性食中毒の予防法を紹介します。

■食中毒の種類

食中毒は原因によって名称が異なります。

  • 細菌性食中毒

    腸管出血性大腸菌、カンピロバクターといった細菌が付着した食べ物を口にすることで発症するのが細菌性食中毒です。細菌は湿度・気温が高い環境を好む傾向があるため、細菌性食中毒は梅雨から夏にかけて多く発症します。

  • ウイルス性食中毒

    ノロウイルスといったウイルスが付着した食品を食べたりすることで起こります。ウイルスは細菌と違い、低温・乾燥した環境を好むことから、冬場に発症するケースが多いです。

  • 寄生虫による食中毒

    アニサキス、クドアなどが寄生している生鮮魚介類を、生もしくは不十分な冷凍・加熱で食べることで感染します。

  • 自然毒による食中毒

    ふぐや二枚貝、毒キノコなどを摂取することで起こります。自然毒による食中毒は、食べることができる植物・魚介類と間違えて口に入れ、発症するケースが多いようです。

    そのほか、化学物質による食中毒などがあります。

■細菌性食中毒の予防法

ここでは、梅雨~夏の時期にかかりやすい細菌性食中毒の予防法を紹介します。

雑菌を食べ物に付着させないよう、調理を始める前、生肉・生魚・卵に触れる前、食卓に着く前などに、手を洗いましょう。手だけでなく、生肉や生魚などを切ったまな板なども十分に洗います。また、生肉を調理に利用する際は、生肉を掴んだトングや取り箸の使いまわしは避けましょう。食べきれなかった食品は、密封容器やラップをかけてから保管すると、他の食品に雑菌が付着することを防ぐことができます。

高温多湿な環境を避けるため、食べ物は低温で保存しましょう。生鮮食品などを購入したときは、できるだけすぐ冷蔵庫に入れ、早めに食べきります。

肉や魚、野菜などに付いた多くの細菌は、加熱すれば死滅するため、十分に火を通すことが大事です。特に肉料理は中心までよく加熱します。それから、ふきんやまな板、包丁、スポンジなどは、使い終わったら洗剤で洗うだけでなく、熱湯をかけて殺菌しましょう。

■まとめ

私たちの目に見えない細菌。手や食材、まな板、包丁……、身の回りのどこかに潜んでいる可能性があるため、常日頃から細菌を「付けない」「増やさない」「やっつける」を意識することが大切です。

〈参考資料〉