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健康コラム

黄疸症状、出ていない? 胆管がんの症状と検査方法

皮膚・白目が黄色くなる黄疸症状や腹痛、便・尿の変色は現れていませんか。もしかしたら、胆管がんが進行しているサインかもしれません。今回は、胆管がんの症状や検査方法を紹介します。

■胆管がんとは

胆管とは、肝臓でつくられた胆汁を十二指腸に運ぶ通り道のことです。胆管がんは、この胆管に発生した悪性腫瘍を指します。発症原因は、まだ明らかになっていません。

胆管を通る「胆汁」は、脂肪の消化を助ける役割がある消化液です。胆汁には、赤血球中のヘモグロビンから作られる黄色い色素「ビリルビン」や、「胆汁酸」などが含まれています。胆管がんによって胆管が閉塞され胆汁が流れにくくなると、この胆汁が胆管から血管へと逆流し、血液中のビリルビンが増加。白目や皮膚が黄色に変色します。これを「黄疸(おうだん)」(※)といいます。

そのほか胆管がんになると、便が白っぽいクリーム色になったり、尿が茶色っぽくなったりします。腹痛、体重減少、発熱なども現れます。

※黄疸症状は、胆管がん以外の病気が原因で現れる場合もあります。

■胆管がんの検査方法

黄疸や便・尿の変色などが現れた場合、それはすでに胆管がんが進行しているサインかもしれません。不調を感じたらすぐに受診しましょう。ここでは、胆管がんの主な検査方法を2つ紹介します。

  • 血液検査

    血液検査で、血液中の「ビリルビン」や、胆道系酵素の「ALP」「γ-GTP」の数値が高くないかを確認します。

  • 腹部超音波検査

    超音波の出るプローブをお腹に当て、胆管の拡張を確認します。胆管がんになると、胆汁の流れが悪くなり、上流の胆管が拡張するためです。

上記の検査で異常が見つかったら、体の周囲からX線を当てて体の断面を見る「CT検査」や、磁器を使って体の断面を見る「MRI検査」などで症状をより詳しく調べます。検査後、胆管がんであることが分かったら、外科的手術でがんを取り除きます。手術による切除が難しい場合は、化学療法や放射線治療などを行います。

■まとめ

胆管がんは、肺がんや乳がんなどと違って聞き馴染みのない病名かもしれませんが、胆管がんが原因で死亡される方もいらっしゃいます。黄疸が現れたり、尿や便に異変を感じたりしたら、ぜひ医師に相談してください。