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健康コラム

冬の乾燥によるカサつきやパックリ割れ…、ひびわれやあかぎれの予防法を紹介

肌が乾燥することで引き起こされるひびわれやあかぎれは、特に冬場に多く見られます。今回は冬の乾燥によるあかぎれの症状や原因、予防法を紹介します。

■あかぎれとは

あかぎれとは、肌の表面にできた細かなひびわれが、肌の乾燥状態が悪化することで深くなり、腫れや出血による痛みを伴う症状をいいます。特に洗剤や水などに触れる機会が多い「手」や、皮脂を分泌する皮脂腺がない「かかと」などに多く見られます。

■乾燥によるひびわれ・あかぎれの原因

ひびわれやあかぎれが引き起こされる大きな原因となるのが肌の乾燥で、特に冬場に多く見られます。冬場の寒さは肌の水分量や皮脂の分泌量を低下させ、肌のうるおいを奪います。肌の弾力性が失われると、肌がカサつき、パックリと割れることも。また、冬場は暖房器具などの使用によって空気が乾燥しやすい状況にあるため、特にひびわれやあかぎれの症状が現れやすい季節といえます。

ただ、冬場以外でも、水仕事や、ダンボールなどの紙類を触る機会の多い人は手先の油分を奪われやすく、ひびわれやあかぎれになりやすいため、注意しましょう。

■乾燥によるひびわれ・あかぎれの予防法

ひびわれやあかぎれの予防法として、3つ紹介します。

  • 小まめな保湿ケアを行う

    肌が乾燥してきたと感じ始めたら、なるべく早いうちに保湿ケアを行いましょう。低刺激の保湿剤などを活用し、肌の柔軟性を保ちます。

  • 水仕事の際はゴム手袋を着用する

    頻繁に洗剤や水に触れると、もともと肌にあった油分が失われてしまい、乾燥しやすくなります。外的刺激から肌を保護するため、水仕事をする場合は、ゴム手袋を着用しましょう。

  • 加湿器などを使用し、部屋の乾燥を防ぐ

    暖房器具の使用によって空気が乾燥している場合は、加湿器を活用しましょう。湿度が低い状態で過ごしてしまうと、肌の乾燥が進みやすいため、湿度約50~60%の状態を保つことが大切です。

■まとめ

肌の乾燥を放っておいてしまうと、肌のカサつきがひどくなり、ひびわれやあかぎれになってしまう場合があります。指先などに発症してしまうとなかなか治らない場合が多いため、普段から肌の保護や保湿を意識しましょう。