梅雨は気圧の変動や寒暖差の影響から心身が不調になりやすく、不眠症を引き起こしやすい時期です。今回は不眠症の症状や原因、改善方法について紹介します。
不眠症とは、睡眠障害の一つで十分な睡眠がとれずに、寝付きが悪いなどの問題が長期間続き、体調不良や疲労が日中に表れる状態のことをいいます。不眠症の主な原因は不適切な生活習慣やストレスと考えられており、大きく4つの症状に分けられます。
入眠困難とは、なかなか寝付けない症状のことをいいます。布団に入ってから30分から1時間以上眠りにつけない場合、入眠困難に当てはまります。
睡眠維持困難とは、起床時間までの間に何度も目が覚めてしまう症状のことをいいます。
早朝覚醒とは、早朝や、希望する起床時間よりも早く目を覚ましてしまう症状のことをいいます。
熟眠障害とは、睡眠時間を十分に取っているのにもかかわらず、眠りの浅さから熟睡感が得られない症状のことをいいます。
不眠症を改善するには、原因となる不適切な生活習慣やストレスへの対策が大切です。
スマートフォンやパソコンの画面から発生するブルーライトは、体内時計を刺激してしまい、睡眠に影響するといわれています。就寝前はスマートフォンやパソコンの使用を控えたり、夜はブルーライトカットの眼鏡を使用したりするなど、できるだけブルーライトを見ないよう習慣付けましょう。
不眠症を改善するために、眠りやすい環境づくりを心がけましょう。お風呂にゆっくりと浸かって体を温めたり、好きな音楽を聴いたりすることで自律神経の中の副交感神経が優位に働き、リラックスした状態になります。眠る前に副交感神経を活発にすることが睡眠の質の向上に効果的です。
不眠症とは、不適切な生活環境やストレスの影響で寝付きにくくなり、日中に体調不良や疲労が長期間続く状態のことです。梅雨は気圧の変動や寒暖差の影響から心身ともに体調不良を引き起こしやすいため、不眠症を引き起こしやすい季節です。一度不眠症になってしまうと日中の生活にも悪影響が出るため、ぜひ今回紹介した改善方法を参考に、良質な睡眠が可能な環境づくりを心がけましょう。