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健康コラム

プールで感染?咽頭結膜熱とは

咽頭結膜熱(通称プール熱)とは、主に夏のプールの水を介して流行する感染症です。今回は、プール熱の症状や原因、予防法について紹介します。

■プール熱の原因と症状

咽頭結膜熱とは、「アデノウイルス」に感染することによって発症する感染症のことをいいます。アデノウイルスの主な感染経路は、咳やくしゃみなどによる「飛沫感染」と、皮膚や粘膜の直接的な接触による「接触感染」です。夏のプールの水を介して感染が拡大することから、別名で「プール熱」とも呼ばれています。

咽頭結膜熱になると、のどの痛みや目の充血、39度前後の発熱症状が数日から1週間程度続きます。ほかにも、吐き気や食欲不振、頭痛、倦怠感、下痢などの症状を伴うこともあります。

多くの場合、咽頭結膜熱は後遺症を残すことなく自然に治ります。ただし、生後14日以内の新生児が感染してしまうと、全身に症状が広がり、重症化する場合もあります。

■プール熱の予防法

咽頭結膜熱にかからないためには、原因となる「アデノウイルス」に感染しない対策が大切です。アデノウイルスに効くワクチンはないため、「飛沫感染」と「接触感染」の予防を徹底しましょう。

  • 感染者との接触は避ける

    もし、周りで咽頭結膜熱になっている方がいた場合は、極力接触は避けるようにしましょう。家族に感染者がいた場合は、タオルや食器などの共用は避けるようにしてください。また、アデノウイルスは熱や塩素系の消毒剤によって不活化できるものの、唾液が多く付着している場合は洗剤を使用しても感染してしまう場合があります。そのため、しばらくの間はティッシュや紙コップなどの使い捨てできる生活用品の活用がおすすめです。

  • 手洗い・うがい、手指の消毒を心がける

    接触感染を防ぐために、プールをはじめ公共の場に出かけた後は、こまめな手洗い・うがいと手指の消毒を心がけましょう。

■まとめ

咽頭結膜熱とは、夏のプールでの接触により「アデノウイルス」に感染することで発症する症状のことをいいます。アデノウイルスにはワクチンといった特効薬がなく、新生児が感染してしまうと重症化する場合もあるので注意が必要です。もし、周りに咽頭結膜熱にかかっている方がいた場合は、極力接触を避けるようにし、二次感染が起こらないよう消毒やうがいなどの予防を徹底しましょう。