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健康コラム

秋はノロウイルスにご注意を!

空気が乾燥する秋は空気中にウイルスが埃と一緒に舞いやすく、ノロウイルス感染症に感染しやすい季節です。今回はノロウイルス感染症の症状や原因、予防と対策について紹介します。

■ノロウイルス感染症の症状

ノロウイルス感染症とは、原因となるノロウイルスに感染することで引き起こされる感染症のひとつです。ノロウイルスが体内に侵入すると腸管内で増殖し、吐き気や下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。通常1日~2日ほどで症状は治まり、自然に回復することができます。ただし乳幼児や高齢者は、度重なる下痢によって脱水症状を起こしたり、吐しゃ物によって窒息したりする場合があるため、注意が必要です。

■ノロウイルス感染症の原因

ノロウイルスに感染する要因は大きく3つに分けられます。

  • ノロウイルスに汚染された食品を口にすることで感染する「経口感染」

    カキやアサリといった二枚貝を生で食べたり、加熱具合が不十分なままを食べたりするとノロウイルス感染症に感染する場合があります。ほかにも、ノロウイルスが付着した手で食材を触ってしまうと、野菜や果物などの食材からも感染します。

  • ノロウイルスに汚染されたものに触れて感染する「接触感染」

    ノロウイルスが付着したドアノブやタオルなどを触った指で、無意識に口を触れることにより、ウイルスが体内へ侵入し感染します。

  • ノロウイルス感染者の唾液や吐しゃ物など、飛沫を吸い込んで感染する「飛沫感染」

    ノロウイルス感染者の唾液や、嘔吐した時に跳ね返った飛沫を吸い込むと感染します。また、吐しゃ物や下痢の処理が不十分だと、乾燥した吐しゃ物や下痢のかけらが空気中に舞い、そのかけらを吸い込んでことで感染する場合もあります。

■ノロウイルスの予防法と対策

ノロウイルスには有効なワクチンがありません。そのため、感染しないためにはウイルスが体内へ侵入しないように対策することが大切です。

  • 食品を十分に加熱する

    経口感染を防ぐために、食品は十分に加熱して調理しましょう。特にカキやアサリなどの二枚貝はしっかり加熱するようにしてください。

  • こまめに手を洗う

    食事の前や調理の前、外出から帰ったときは必ず手を洗いましょう。また手を洗った後は共用のタオルで拭わずに、使い捨てのペーパータオルを使用すると衛生的です。

  • マスクを使用する

    身近にノロウイルス感染者がいたり、大勢の人が行きかう場所へ出向いたりする場合は、必ずマスクを着用しましょう。

■まとめ

ノロウイルス感染症は、ノロウイルスに感染することでと発症し、吐き気や下痢、腹痛、発熱などの症状を引き起こします。ノロウイルスは感染力が強いため、日ごろからこまめに手を洗ったり、マスクを着用したりとウイルスを体内へ取り込まない対策を心がけましょう。また、カキやアサリなどの二枚貝はノロウイルスが潜んでいるため、十分に加熱して食べるようにしましょう。