
「五月病」とは、実際にある医学的な病名でなく、「5月の連休後になんとなく体調が悪い、やる気が出ない」「会社や学校に行きたくなくなる」などの身体的、精神的な不調のことを言います。最初は軽度の不調ですが、五月病が長引くとうつ病になったり、体調不良が悪化して長期の休みが必要になったりするケースもあります。五月病を引き起こす原因や具体的な症状、日頃からできる五月病の予防法を解説します。
五月病の原因はストレスです。新しい環境が自分に合わないと感じストレスの負荷がかかることで起きる「適応障害」が五月病の原因となっている場合もあります。
現代社会では多かれ少なかれ誰もがストレスを感じながら生活をしているものの、特に以下の状況にある人はストレスをためやすく五月病になりやすいので注意が必要です。
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また、几帳面、完璧主義、責任感が強い、人見知りをするなどの性格の人もストレスを抱えやすく、春になって環境が変わった際に五月病になりやすいと考えられます。
五月病の症状として、以下のような体に現れる不調、精神的な不調があります。
体に現れる不調
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精神的な不調
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疲れやすい、気分が落ち込むなどの軽い症状であっても、不調が長引くと、うつ病になる可能性があります。
五月病を予防するためには、ストレスや疲労をためないための工夫が必要です。「新しい環境に慣れず負担がかかっている」と感じる場合は無理をしてはいけません。以下の方法を意識してストレスを減らすようにしましょう。
五月病とは、医学的な病名ではなく、5月の連休後に心身の不調として現れる症状の総称です。新しい環境に慣れない、生活リズムの崩れなどによるストレスが原因で、長引くとうつ病となり治療が必要になるケースもあります。「几帳面」「人見知りをする」「完璧主義」などの性格の人は特に五月病になるリスクが高いため、思い当たる人は、今回紹介したストレスをためない工夫を実践してみて下さい。