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健康コラム

秋から冬の季節は便秘になりやすい?

夏場はそんなことはなかったのに、秋から冬にかけてはなんだか便が出にくい、トイレにこもる時間がながくなった、と感じる方もいるかも知れません。これは、季節の変わり目の寒暖差が影響している可能性があります。今回は、秋から冬にかけてなりやすい便秘の症状と、解消法について解説します。

■秋や冬は寒暖差によって便秘になりやすい

便秘の原因は、排便の我慢や生活習慣の乱れ、緊張や心因性のストレス、食べ過ぎなどですが、秋、冬の季節の変わり目は、寒暖差やストレスが便秘を引き起こす原因になりがちです。秋から冬は一日の寒暖差が激しく、冷えによるストレスや血流の悪化によって胃や腸の働きが弱ると、便秘が起こりやすくなります。

また、夏場と比べて湿度が低く、水分補給の量も減りがちな秋から冬にかけては体内の水分も減り、腸内にたまる便も固く排出されにくくなります。寒い季節の運動不足も便が固くなる要因の一つです。

■秋や冬場の便秘の症状

便秘とは、便が硬かったり、量が少なかったりするため、体外へ排出すべき便を十分に排出することができず、残便感がある状態を指します。便秘はただ便が出にくいというだけでなく、便秘を理由とした腹痛や食欲不振なども引き起こします。

秋や冬の便秘は、冷えによる腸機能の低下や、水分の摂取量が減ることで起きる一時的な症状ですが、普段から便秘の方はこの季節に便秘の症状が悪化しやすいため、注意が必要になります。

■便秘の予防・改善方法

秋から冬にかけての便秘の予防・改善に効果的なのが、日頃からできる冷え対策や食事・生活習慣の見直しです。具体的な方法をそれぞれ紹介します。

  • 冷えを防ぐ
    体を冷やさないように、靴下やひざ掛け、手袋などで手足を温めます。胃腸の負担を考え、冷たい飲み物ばかりでなく、常温や温かい飲み物を飲むようにします。
  • 水分補給
    朝起きたときや夜寝るときには常温の水を飲むようにすると、便意が起きやすくなります。夏場より意識して日中のこまめな水分補給も忘れないようにしましょう。
  • 食物繊維を豊富に含む食品をとる
    便秘予防のため、食物繊維の含まれた食べ物を意識して毎日の食事に取り入れましょう。成人が摂取すべき食物繊維の量は1日24グラム以上と言われています。
  • 食物繊維を多く含む食品

    • 大麦
    • キャベツ
    • わかめ
    • ひじき
    • きのこ
    • 豆類 など

    これらの食品を毎日の食事に取り入れるだけでなく、主食を白米から雑穀米、パンをライ麦パンなどに置き換えてみると無理なく食物繊維の摂取量を増やすことができます。

  • 生活習慣を整える
    ストレスをためないよう、起床時間を一定にする、意識して休養をとる、リフレッシュできる程度の運動を取り入れるなど、心身のメンテナンスを行いましょう。

■まとめ

秋から冬にかけての便秘は、寒暖差や冷えによるストレスが引き起こす一時的な症状です。ただし、日頃から便秘が続いているとこの季節にさらに悪化してしまうおそれがあります。食事面の改善や水分補給の他に、体を冷やさないように心がけるなどの対策を取り、この季節の便秘の予防、解消に取り組みましょう。