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健康コラム

認知症になりにくい生活習慣とは? 予防のためのトレーニングも解説

認知症を確実に予防する方法は現時点では存在しません。しかし、認知症と生活習慣病の間には密接な関係があり、生活習慣の改善が認知症予防につながるとされています。また、脳の認知機能を向上させるためのトレーニングも効果的です。

この記事では、認知症にかかりにくくなるための生活習慣やトレーニングについて解説します。

認知症予防は何歳から始めるべき?

厚生労働省の調査によると、認知症の発症年齢の平均は51.3歳であり、3割は50歳未満という比較的若い段階で発症しています。そのため、認知症予防は高齢者になってからといわず、できる限り若いうちから始めると良いでしょう。認知症を予防する生活習慣やトレーニングについては次の章で紹介します。

認知症になりにくい生活習慣

認知症になりにくい生活習慣には以下のようなものがあります。

  • バランスの良い食事
    認知症のリスクを下げる成分を含んでいる大豆や魚、ナッツ、果物などを取り入れつつ、バランスの良い食事を摂る
  • 適度な運動
    週2~3回の頻度で1日30分歩くなど、自身の無理なく続けられる範囲で運動を行う
  • 十分な睡眠
    毎日6時間30分~8時間未満の睡眠を確保する
  • 積極的なコミュニケーション
    サークルやボランティア活動に参加するなどして、人との関わりをもつようにする

バランスの良い食事・適度な運動・十分な睡眠によって生活習慣を整えることで、認知症の発症リスクを上げる原因である生活習慣病の予防につながります。また、人と積極的にコミュニケーションを取ることで脳が活性化され、認知機能の低下を防ぎ、認知症の予防につながります。

認知症にならないためのトレーニング

認知症予防には、脳トレーニングなどの知的活動によって脳を活性化させることも効果的です。知的活動は、パズルを解いたり、日記を書いたり、読書をしたりすることが該当します。このような脳に適度に刺激を与えられるような活動は、認知機能が鍛えられて認知症の予防につながります。
これから新しくスポーツを始めようと考えている方はぜひ参考にしてください。

まとめ

認知症は加齢と共にリスクが増える疾患ですが、生活習慣を改善し、脳の活性化を意識したトレーニングを取り入れることで発症リスクを低減できます。バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスの管理、脳の活性化など、日々の行動が認知症の予防に影響するため、意識的に生活に取り込むようにしましょう。