健康ガイド

健康コラム

手洗いの大切さについて

今年も、風邪やインフルエンザの流行が気になる季節がやってきました。風邪の予防には手洗いが基本だといわれていますが、皆さんは日頃、きちんとした「手洗い」をできていますか?

風邪ウイルスの感染経路

風邪の8~9割はウイルスが原因といわれています。風邪をひいている人の手には、知らず知らずのうちにたくさんのウイルスが付着しています。「鼻をかむ」「鼻を手でこする」「くしゃみや咳をするとき口元を手で覆う」などの行動を取ることが付着のきっかけです。また、その手でドアノブや手すり、電話の受話器、電車の吊り革などに触れることで、触れた場所からウイルスが拡散していきます。
知らずにそこに触った人が手洗いをする前に食事をしたり口元に触れたりすることによって、感染は起こるのです。
風邪だけでなく、ノロウイルスなどによる食中毒も、主に手の汚染によって引き起こされることが知られています。

感染予防のための手洗い方法

感染予防のためのポイント

  • ・普通の石けんと流水で手を洗うだけでも、20秒間かけて念入りに行えば、多くの場合、十分に手指の洗浄をすることができます。薬用液体石けんを使用するとさらに衛生的です。
  • ・手をきれいに洗っても、その手を拭くタオルが汚れていると、せっかく洗った手をまた汚すことになります。また湿ったタオルは、バイ菌やウイルスにとって格好の住処となりますので、ご注意ください。手洗いの後は、乾いた清潔なタオルやハンカチ、ペーパータオルなどでしっかりと水分を拭き取るようにしましょう。
  • ・ジェル状や液体などのアルコール消毒剤は、インフルエンザウイルスなどの各種ウイルスをわずか10秒で不活化することができるそうです。流水での手洗いが難しいときに使用したり、流水での手洗いと併用したりすると良いでしょう。

※記事初出:広報誌「コンチェルト」第136号
執筆者:さつき苑 感染対策委員