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健康コラム

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について -第1回:SASの原因と予防法-

睡眠時無呼吸症候群(以下、SAS)は睡眠障害の1つで、寝ている間、頻繁に呼吸停止または低呼吸の状態になる病気です。夜間に充実した睡眠をとれないため、日中に強い眠気など、さまざまな影響が出てしまいます。

SASの原因

  • ・首周りの脂肪の増加・沈着
  • ・小顎症や顎の後退により、上気道が狭い
  • ・舌が大きく、上気道を塞ぎやすい
  • ・鼻中隔湾曲症(鼻が曲がっている等、構造的な問題)
  • ・扁桃肥大・アデノイド(扁桃が大きくなる)
  • ・軟口蓋沈下(鼻と喉の境目の部分が垂れ下がる)
  • ・舌根沈下(舌の付け根が落ち込む)

睡眠時無呼吸症候群は肥満の方に起こりやすいといわれています。しかし、肥満だけが原因ではなく、やせていても罹患されている方はたくさんいらっしゃいます。
「日中に強い眠気を感じる」「いびきがうるさいといわれる」といった方は、早めに検査を受けられることをお勧めします。
 ※上気道の閉塞以外に、呼吸中枢の障害によってSASが発症する場合もあります。

SASの予防法

多くの場合、生活習慣の改善がSASの予防に役立ちます。

1.減量する
 首周りの脂肪の増加が、SASの発症につながります。
 現状、肥満ぎみの方は、食生活を見直し、生活に運動を取り入れて適正体重を目指しましょう。

2.寝る前の飲酒を避ける
 お酒を飲むと上気道の筋力が低下し、上気道が閉塞しやすくなります。
 特に寝る前のお酒は睡眠中の状態に強い影響を及ぼし、SASの原因となりますので、控えるようにしましょう。

3.禁煙する
 アルコールと同様に、上気道の筋力を低下させるという報告があります。
 喫煙が上気道の炎症を引き起こす場合もありますし、その他の健康被害の原因にもなりますので禁煙をお勧めします。

SASの予防は、そのまま生活習慣病の予防にもつながります。
体に負担をかけない健康的な生活を送れるように、日々取り組んでいきましょう。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)について