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健康コラム

インフルエンザの基礎知識

インフルエンザ インフルエンザと「かぜ」(普通感冒)は、原因となるウイルスの種類が違います。通常の「かぜ」はのどや鼻に症状が現れるのに対して、インフルエンザは急に38度~40度の高熱がでて、全身症状があり、体力のない人は命にかかわることもあります。
正しい知識を得て、インフルエンザに罹らないよう注意しましょう。

インフルエンザの特徴

感染経路
空気感染、飛沫感染、接触感染により罹患します。
流行期
季節型インフルエンザは12月から3月下旬、通常1月末~2月上旬が流行のピークとなります。地域での流行状況を知ることが重要です。
潜伏期間
通常1~3日です。
感染期間
発病後3日程度までが特に感染力が強いといわれています。
症状
急激な発熱で発症し、38~39度あるいはそれ以上になることもあります。頭痛、腰痛、筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が強くでます。また、咽頭痛、咳などの呼吸器症状も加わります。気管支炎や肺炎を併発しやすく、重症化すると脳炎や心不全を起こすこともあり、体力の低い方の場合は命の危険を伴います。
重症化リスクの高い人
・65歳以上の高齢者
・妊娠28週以降の妊婦
・慢性肺疾患(肺気腫、気管支喘息、肺線維症、肺結核など)の方
・心疾患(僧帽弁膜症・鬱血性心不全など)の方
・腎疾患(慢性腎不全など)の方、血液透析患者、腎移植患者
・代謝異常(糖尿病・アジソン病など)の方
・免疫不全状態の患者

インフルエンザ予防のポイント

日常生活における予防
1.栄養と休養を十分にとる
2.人混みを避ける
3.適度な温度、湿度を保つ
4.外出後に手洗いとうがいをする
5.マスクを着用する
6.地域での流行状況に注意する
ワクチンによる予防
流行前のワクチンの接種は、最も確実な予防法です。先述の「重症化リスクの高い人」に含まれる方は、重症化を防ぐためにも医師と相談の上、早めに接種することが望ましいと考えられます。

診断・治療のポイント

インフルエンザの症状がでたら、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。発症から48時間(2日)以内であれば、インフルエンザウイルスの増殖を抑える薬が処方されます。早ければ早いほど効果的です。
学校は発症後5日を経過し、かつ解熱後2日を経過するまでお休みします。
幼稚園・保育園は発症後5日を経過し、かつ解熱後3日を経過するまでお休みです。

※記事初出:広報誌「コンチェルト」第101号、第158号