スタッフブログ

認定看護管理者取得について

2014.12.26

このたび、私こと真壁病院看護部長、武田幸子は、日本看護協会認定看護管理者として登録いたしました。

認定看護管理者とは、日本看護協会の認定審査に合格し、看護管理者として優れた資質を持ち、創造的に組織を発展させることができる能力を有すると認められた者を言います。
この制度は、多様なヘルスケアニーズを持つ個人、家族及び地域住民に対して質の高い組織的看護サービスを提供することを目指し、看護管理者の資質と看護の水準の維持及び向上に寄与することにより、保健医療福祉に貢献することを目的としています。

認定看護管理者審査合格者は401人(合格率80%)で、現在までの全登録者数は2362人(全国)、その9割以上が300~500床以上の病院に勤務している状況です。宮城県での登録者数は33人となっています。
2014年の認定審査は5月に行われ、組織の皆様方のご理解とご協力により無事に合格することができました。当院では初の取得となります。今後は専門分野の認定看護師育成のために尽力したいと思います。

認定看護管理者には病院での活躍はもちろん、地域においても社会の変化やニーズを敏感にとらえたチャレンジが期待されています。資格登録により全国の管理者の方々とのネットワークもできました。そのネットワークを活用させていただきながら、当院の地域における存在意義と役割を考え、職員と共により良い組織となるよう邁進していきたいと思います。
まだスタートラインに立っただけの状況ではありますが、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

医療法人医徳会真壁病院
看護部長 武田幸子

消防避難訓練を実施しました!(平成26年度後期)

2014.12.24

12月4日、平成26年度後期の火災予防・避難訓練を行いました。
今回も矢本消防署員の方々のご協力のもと、約70名の職員が参加して実施しました。

このたびの訓練は、夜間帯に一般病棟2階湯沸室より出火し、
初期消火・通報ならびに入院患者様の避難誘導を行うという想定。
「西病棟Bから一般病棟へ応援職員が向かう」「B階段からの避難誘導を行う」など、
これまでの訓練には無かった動きが求められる訓練となりました。

非常ベルが鳴ると、スタッフ役および患者さん役の職員は、みな真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
特に2階や3階からの担架・シーツによる搬送では、担当者が声を掛け合って息を合わせることで、
無事に避難誘導を完了できました。

避難誘導完了後、消防署員の指導により水消火器を使用した消火器の操作訓練が行われ、
8名の職員が実際に消火訓練を行いました。

その後、消防署員による講評があり、以下のようなご指摘をいただきました。

  • 避難誘導は火災発生場所に近い所から行い、全員の避難確認後は防火扉を閉めて、延焼を防ぐことを心掛ける。
  • 全体的に真剣に取り組んでおり、また、よく声掛けがされていた。避難完了時間も建物の規模からすれば早く完了した。ただし実際の火災の場合、搬送患者等が多いので、その点を踏まえた訓練方法の検討が必要。
  • 2階の避難確認の際にトイレ内の確認がされていなかった。
    また、応援職員の一部が火災発生場所の前を通過していたので、避難経路の共通認識が必要。
  • 院内放送後、消防署への通報を行っていたが、消防署への通報を優先する方法を検討して欲しい。
  • 避難口の開錠に鍵が必要だが、開錠が遅れると避難口が避難者で混雑してしまうので、鍵の保管場所を周知徹底する。

夜間というスタッフの少ない状況で火災が発生した場合に、通報から避難誘導までをいかにスムーズに完了させるかを検討し、手順を確立すること。また、新病棟稼働による避難経路、応援経路を見直し、各職員へ周知徹底すること。こうした点について、検討の必要性を感じました。

訓練当日、心配されていた雨や雪はありませんでしたが、非常に気温の低い一日でした。
寒い中ご協力くださいました矢本消防署の皆さん、参加された職員の皆さん、本当にお疲れ様でした。