診療案内

リハビリテーション

当院のリハビリテーション室は、回復期から維持期、在宅までの幅広いケアを担っています。院内各スタッフと協同して、入院患者様の1日でも早い社会復帰を目指すとともに、地域の各種機関とも連携し、患者様がご自宅に戻られてからの支援も行っております。

繋ぎ目のないケア

1 回復期~維持期

入院されている方を対象に、生活に寄り添ったリハビリテーションをご提供しています。リハビリテーション室でリハビリプログラムを行うだけではなく、医師や看護師などの病棟スタッフとも緊密に連携して、患者様の生活に即したリハビリをご提供しています。

2 退院支援

患者様が退院される際には、患者様に関わるケアマネジャーや介護スタッフとサービス担当者会議を行い、退院後の社会資源の活用について話し合います。また、お宅に訪問しての家屋の環境調整や、ご家族の方のための介護指導も実施しています。

3 訪問リハビリテーション

利用者様のご自宅への訪問リハビリテーションにも取り組んでおります。「自宅でお風呂に入りたい」「家の中に手すりをつけたい」など、在宅生活でお困りのことを一緒に解決していきます。

多職種連携で生活に即したリハビリテーション

当院リハビリテーション室では、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3つのリハビリ専門職者が在籍しており、多様な患者様に対応した総合的なリハビリをご提供することができます。

また、リハビリテーション室スタッフだけでなく、医師・看護師・医療ソーシャルワーカー・臨床工学技士(透析担当)など、多様な職種のスタッフが連携して、生活に密着したリハビリ支援を行っております。

訓練によって機能回復を図るだけでなく、道具や家具などの周辺環境を整備することで、患者様が少しでも日常の動作をスムーズに行えるよう改善に努めます。

【例】

  • 食器をうまく使えない患者様のために、補助機能付きの食器を用意。
    (握りやすく角度調整のできるスプーンや、食事をすくいやすいお皿など。)
  • 移動をスムーズに行えるよう、患者様の身体的状態に合わせた車椅子を選定。
    (フットサポート部が開閉式のタイプ、ベッドへの移乗がしやすいタイプなど。)
  • 靴下をはくのが難しい方のために、補助器具をご提供。
    (スムーズに靴下をはくためのサポート器具をご用意しています。)
  • 補助機能付きの食器の写真
    補助機能付きの食器
  • 多種類の車椅子の写真
    多種類の車椅子
  • 靴下を履くためのサポート器具の写真
    靴下をはくためのサポート器具